2007-07-19

アルミ製弁当箱


話は古くなるが、終戦を迎え、戦闘機の生産のために作られたアルミ合金「ジュラルミン」の転用先として家庭用の鍋や弁当などの簡単な器物たったようです。弁当のように四角い器物をプレスできる機械も無かったのか、
組立て式の弁当箱もあった。 当時、弁当には梅干が付き物で、アルマイト処理が出来なったジュラルミンを梅干の強い酸で腐食させニキビのような吹出物を作り不評であった。
その後アルマイト処理した純度の高いアルミ製弁当箱へと発展し、さらに人気のあるイラストや写真を着色した弁当が各社より発売され、アルミ製弁当箱が一世を風靡した。その後学校給食の普及や、保温弁当、樹脂製弁当が出てきたりして衰微した。 今は、昭和レトロとかで、郷愁を呼び覚ますアイテムとして廃番になったアルミ弁当が
オークションなどで売買されているようです。 しかしアルミの熱伝導は非常に優れているので加熱したり冷却する効率は良く、臭いが付かないなど実用性は高い。 老兵は死なず、ただ消え去るのみか。
大人にとっては郷愁、幼児・児童にとっては新鮮かもしれません。アルミは落としても壊れにくいですし、軽いですので小さいお子様にもいいですよ。

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